介護施設における看護師の仕事とは 病院との違いや役割を解説

医療の現場に欠かせない看護師ですが、近年では介護施設で働こうと考える方も増えています。看護師を求めている介護施設も多く、求人サイトや求人情報誌でも頻繁に募集が行われています。そこで、本記事では看護師が活躍できる介護施設の種類や仕事内容、介護施設で働くメリットなどを詳しく解説しましょう。

介護施設の種類

介護施設
ひと口に介護施設といっても、さまざまな種類があることをご存じでしょうか。いくつもの種類が挙げられますが、看護師が活躍できる介護施設なら、特別養護老人ホームや介護型ケアハウス、有料老人ホームなどが代表的です。詳しく見ていきましょう。

特別養護老人ホーム

特養と呼ばれることもある特別養護老人ホームは、要介護3~5に認定されている方が利用している介護施設です。要介護度の高い方が主な利用者であり、そこで生涯を終えようと考えている方も少なくありません。特別養護老人ホームは公的施設であり、民間介護施設ほど高額な利用料金がかかりません。それゆえに、入所を希望する方が多いことが現状です。入所希望者が多いゆえに、入所待機者が多いのも特徴といえるでしょう。

介護型ケアハウス

介護型ケアハウスは、要介護1~5の方を対象とした介護施設です。市町村など自治体が運営しており、利用者は所得に応じた料金で利用できます。軽費老人ホームC型と呼ばれることもあります。先ほどの特別養護老人ホームもそうですが、介護型ケアハウスも看護師の配置が義務付けられています。利用者は施設で生活を送っているため、何か起きたとき対処できるよう看護師は夜勤があるケースが一般的です。

有料老人ホーム

民間運営の介護施設で、自立した生活を送れる方から要介護者まで、幅広い高齢者が利用しています。有料老人ホームは、大きく介護付きと住宅型、健康型の3つにわけられ、看護師が活躍できるのは介護付きの老人ホームです。介護付きの老人ホームは、看護師の配置が義務付けられているため、求人数も多い傾向があります。

介護施設で働く看護師の仕事内容

看護師_介護施設_仕事内容
病院やクリニックなどの医療機関と、介護施設では看護師の仕事内容が異なります。具体的には、医療行為と非医療行為にわけられ、勤務先によっても細かい仕事内容に違いが生じます。

医療行為

医療行為に関しては、看護師や医師などの国家資格を有する者にしかできないことがあります。介護施設における看護師の業務としては以下が挙げられます。

投薬・服薬管理

利用者の方へ点滴を打つ、注射をする、投薬の管理を行うといった行為が該当します。

創傷措置

ケガをした利用者に対し、止血や消毒などの処置を行います。

感染症の予防や防止

施設で感染症が広がらないよう、適切な予防策を打ち出し実行します。

非医療行為

代表的な業務としては以下が挙げられます。

日常生活の支援

利用者が快適な日常生活を送れるよう、さまざまなサポートを行います。食事や排泄介助なども含まれます。

利用者の健康管理

バイタルチェックで体温や血圧を測り健康状態を確認します。

口腔ケアや爪切りなど

歯ブラシや綿棒を用いた口腔ケアや、爪切りで利用者の爪を整える業務も担います。

介護施設と病院での看護師の業務の違いとは

看護師_介護施設_仕事内容

基本的に、病院やクリニックなどの医療機関では、医療ケアを中心に業務を担います。一方、介護施設で働く看護師は、医療ケアよりも利用者の健康管理が業務の中心となるのです。また、病院では患者さんのお世話を看護師が中心となり行いますが、介護施設では介護専門のスタッフがいます。そのため、介護スタッフと連携しながら業務を遂行しなければなりません。

看護師が介護施設で働くことのメリット

看護師
代表的なメリットとしては、医療施設よりも負担が少ない、経験が浅くても活躍できる、夜勤や残業が少ないなどが挙げられます。

医療施設よりも負担が少ない

医療施設ほど業務が忙しくないため、体力的な負担を大幅に軽減できます。医療機関は慢性的な看護師不足であるため、マンパワーが足らず一人ひとりの看護師にのしかかる負担が大きくなりがちです。介護施設なら、十分な数の介護スタッフと作業を分担できます。

経験が浅くても活躍できる

実際、経験が浅い看護師でも採用している介護施設は少なくありません。医療機関ほど頻繁に医療行為が必要ではないため、経験が浅くても特に問題はないのです。経験が少なく自信がない方にも、介護施設はおすすめです。

夜勤や残業がない・少ない

勤務先によるかもしれませんが、基本的に夜勤や残業のない職場が多いようです。入院設備のある医療機関では、夜勤が当然のようにありますが、介護施設ならそれがありません。夜勤や残業をしたくない方は、事前に確認しておくとなお安心です。特別養護老人ホームや有料老人ホームの場合、夜勤やオンコールがある場合もあるため注意が必要です。

まとめ

看護師が活躍できる職場は、何も病院やクリニックなどの医療機関ばかりではありません。特別養護老人ホームや有料老人ホームなど、介護施設も看護師を求めています。医療機関とはまた違った魅力があり、得られるメリットも多いため、介護施設で働くことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。医療機関よりも給料が低くなると思っている方もいるかもしれませんが、そうとも限りません。むしろ、よい条件を提示している介護施設もあります。さまざまな部分を比較しながら、理想的な職場を見つけましょう。

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