看護師の働き方の多様化が広がる あなたに合った働き方を見つけよう

nurse

 

妊娠や出産、育児をきっかけに職場を離れる看護師は少なくないことでしょう。

そして、子育てが落ち着き再度就職しようとした際には、転職先や仕事内容、雇用形態などについて、悩みが尽きませんよね。

そこで今回は、看護師の働き方の多様性について解説します。自分に合った働き方を見つける参考にしてみてください。

 

看護師の働き方に多様性が生まれている

 

看護師が働く場所と聞くと病院を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、最近は看護師の働き方に多様性が生まれてきています。

人の命を預かる看護師という職業は、責任が重く大変な仕事です。

家庭と両立しようと思ったら、自分の心身の健康にも気を付ける必要があり、ブランクがあることによって不安を感じる人も多いはず。

まずは看護師の働き方について知ることからはじめ、不安や疑問を一つひとつ解決していきましょう。

 

働き方改革に伴う看護師の働き方の多様化について

work life

 

昨今、わが国ではさまざまな企業において働き方改革が推進されています。

働き方改革は、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択できるようにすることを目的としており、看護師業界においてもその必要性がうたわれています。

看護師は身体的にも精神的にも負担が大きくなりやすい職業であり、継続して働くことを困難に感じる人もいるはずです。

もちろん、結婚や妊娠・出産、子育てなどさまざまなライフイベントによって、就労の継続が困難になってしまうこともあるでしょう。

そこで日本看護協会は、看護における働き方改革の目標を「働き続けられる仕組みを創る。

その仕組みは実現可能で、持続可能な仕組みであること、看護職が生涯にわたって、安心して働き続けられる環境づくりを構築し推進する」と定めました。

さらに、就業継続が可能な看護職の働き方の提案として、夜勤負担の軽減、時間外労働の軽減、暴力・ハラスメント対策など5つの具体的な提案がなされました。

これらは、妊娠や出産、子育てを機に現場を離れていた看護師にとっても、社会復帰した際にも継続した就労を可能にするために、重要な指針となりました。

 

多様化する看護師の働き方

nurse work

 

身体的にも精神的にもハードであることや慢性的な人手不足など、看護師の勤務上の問題は多く残されており、一刻も早い対策が望まれますが、今もなお多くの職場において、暗黙の了解で厳しい労働環境となってしまっているのが事実です。

しかし、看護師は売り手市場であり働き方も多様化してきているため、努力次第では自分にピッタリの働きやすい職場に出会える可能性もあるのです。

ここからは、看護師のさまざまな働き方について一つずつ解説していきます。

 

多様化する看護師の働き方①正規採用・正社員

 

看護師の一つの働き方として、正規採用・正社員があります。

正規採用・正社員の場合のメリットは以下のとおりです。

 

・収入が安定している
・ボーナスがある
・福利厚生が充実している
・キャリア形成がしやすい

 

正規採用・正社員として働く場合の一番のメリットは、安定した収入と福利厚生の充実です。

子育て世代においては、安定した収入があることで家計をしっかり支えられるため、これからの子育ても安心できることでしょう。

また、正規採用・正社員の場合は、教育体制やキャリア形成サポート体制が整えられており、スキルアップやキャリア形成においても有利となります。

看護師として長く働きたい場合におすすめの働き方です。

一方、正規採用・正社員として働く際には、残念ながらデメリットもあります。

 

・仕事が負担になる可能性がある
・夜勤やオンコール対応など、勤務時間が不規則となりやすい
・精神的なストレスにさらされる時間が長い

 

正規採用・正社員であるため、責任のある係や役員を任せられることもあるかもしれませんし、不規則勤務や時間外労働などによって家庭での時間が削られてしまう可能性もあります。

また、職場にいる時間が長いことによって必然的にストレスにさらされる時間が長くなり、身体的にも精神的にも苦痛が伴う可能性があります。

子育てをしながら正規採用・正社員として働きたい場合には、できる限り残業が少ない職場や日々の業務量に大きく変動がない職場を選ぶことをおすすめします。

 

多様化する看護師の働き方②契約社員

 

看護師として働く際、契約社員という雇用形態を選ぶのも一つの選択肢です。

契約社員は、働く施設の雇用主と期間を決めて契約を交わし働きます。

契約書があるため、契約内容以外の業務を任されることがありませんので、子育て中のママさんでも安心できる働き方であるといえるでしょう。

契約社員として働くメリットは次のとおりです。

 

・責任が少ない
・勉強会や委員会などに出席しなくてもよい
・プライベートの時間を確保しやすい
・部署異動がない

 

契約書に書かれた内容以外の業務は強いられないため、日々の業務内容が安定しやすく、ワークライフバランスを保ちやすいことが契約社員の大きなメリットです。

基本的には、部署異動や転勤などもありません。

一方、契約社員のデメリットは次のとおりです。

 

・給与や待遇面で正社員に劣る
・契約更新の保証がない
・履歴書に職歴として記載できない

 

契約社員の場合、正社員と比較するとどうしても給与面や待遇面では劣ってしまいます。

また、契約更新の保証もないため、契約が終了となってしまった場合には職を失ってしまうことになります。

さらに、履歴書に職歴として記載できないこともデメリットであるといえるでしょう。

しかし、短期で仕事を変える可能性がある際には、職歴に傷がつかないため逆にメリットになる可能性もあります。

 

多様化する看護師の働き方③派遣社員

 

次に紹介するのが、派遣社員です。

派遣社員の場合、派遣元を通じて希望する職場で勤務します。

雇用期間が決まっており、基本的には残業もありません。

給与や待遇は派遣会社によって異なります。

派遣社員として働くメリットは次のとおりです。

 

・責任が少ない
・派遣会社を通して交渉や相談が可能
・勉強会や委員会などに参加しなくてよい
・残業がない
・勤務日数や時間帯を選べる

 

派遣社員は、残業がないことや、勤務日数などを選べることから、プライベートとの両立がしやすい働き方です。

また、何か困ったことがあれば、派遣会社を通して先方に相談や交渉ができるのも、精神的な負担を軽減できる嬉しいポイント。

万が一人間関係のトラブルや仕事量に悩まされた場合には、派遣会社を通して勤務先を自由に変えることもでき、ストレスを貯めにくい働き方ができます。

これらの理由から、派遣看護師という働き方を選択する人が増えてきています。

一方、派遣社員として働くデメリットは次のとおりです。

 

・給与待遇面で正社員に劣る
・契約更新の保証がない

 

契約社員と同様、派遣社員の場合も正社員と比較すると、ボーナスがなかったり保証が少なかったりと、給与面や待遇面で劣ってしまいます。

また、契約更新の保証がないため、短期間で職場を変えなければならない可能性もあります。

しかし、派遣社員の場合は、契約が終了してしまう場合でも、また同じ派遣会社を通して次の職場探しができますので、そこまで大きな問題として捉えなくてもよいかもしれません。

派遣社員は、自由な働き方を求める人やプライベートを大切にしたい人におすすめの働き方です。

 

多様化する看護師の働き方④パート・アルバイト

 

最後に紹介するのが、非常勤とよばれるパート・アルバイトという働き方。

福利厚生や社会保険などは職場によって異なりますが、基本的には短時間勤務が可能であり、扶養内でも働けます。

パート・アルバイト看護師として働くメリットは次のとおりです。

 

・短時間勤務ができる
・扶養内勤務ができる
・シフトの融通がききやすい
・Wワークや副業が可能

 

パート・アルバイトの一番のメリットは、短時間勤務ができることでしょう。

プライベートの時間をしっかりと確保できるため、家事や育児にも十分時間を充てることが可能です。

また扶養内勤務ができることや、Wワークや副業が可能なのも嬉しいポイント。

「産休・育休明けでブランクがあり不安」「家庭との両立が不安」という人は、まずはパートやアルバイトからはじめてみてもよいかもしれませんね。

一方、パート・アルバイトのデメリットは次のとおりです。

 

・給与や待遇面で正社員に劣る
・キャリアアップが難しい

 

パートやアルバイトでは、基本的にはボーナスや昇給がないため、正社員と比較すると年収が大幅に下がってしまいます。

また、研修や勉強会に参加できる機会が限られるため、正社員と比較するとスキルアップやキャリアアップも図りにくいでしょう。

このように、パート・アルバイトでは正社員と比較すると給与や待遇面で劣るのは事実です。

しかし、短時間での勤務や扶養内勤務が可能であることなど自由度が高いことから、子育て世代に人気が高まっている働き方です。

 

まとめ

nurse home

 

今回は、多様化している看護師の働き方について、それぞれのメリット・デメリットや特徴を解説しました。

看護師はいつの時代にも必要とされる職業ですが、辛い労働環境や厳しい人間関係、過酷な勤務などによって悩まされて離職してしまう人が多いのが現状です。

子育て世代の人に向けた対策も含め、国や看護協会が働き方改革を推進していますが、現状をガラッと変えるのはなかなか難しいもの。

「辛い」「不安だ」と感じたら自分の気持ちを大切にし、さまざまな選択肢をみつめ、自分に合った無理のない働き方を選んでみてはいかがでしょうか。

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